去年、神村酒造さんと㈱バイオジェットさんが共同開発したこの芳醇浪漫は
新酒なのにまるで3年古酒のような深い味わいで
舌の肥えた古酒ファンをうならせた一品です。
非常に画期的な泡盛ということで
マスコミにも何度か取り上げられ
イベントも多く行われたのも記憶に新しいところです。
熟成した泡盛の古酒が醸し出す「古酒香」の主要成分に
「バニリン」と「マツタケオール」という成分があります。
「バニリン」とはバニラのような甘い香り
「マツタケオール」とはマツタケのような香りの成分です。
芳醇浪漫は一般的な泡盛に比べ
バニリンが8.3倍、マツタケオールが5.5倍も含まれるそうで
泡盛が苦手
一般酒と古酒の違いがあまりわからないとおっしゃるお客様も
この芳醇な香りにはみなさん一様に驚き感動されます。
水割りにしても香りの伸びが良いのですが
これはぜひストレートで
ブランデーグラスのように大ぶりなグラスに
甘い香りを十分に満たして
じっくり時間をかけて味わってほしいです。
またこれからの季節は
お湯割りでも甘い香りを楽しめます。
新酒でありながらまるで古酒のようなまろやかさと風味があるのは
芳醇酵母という特別な酵母を使用しているからなのですが
芳醇酵母を開発した㈱バイオジェット社の塚原正俊社長は
泡盛マイスターで、マイスター養成座の講師でもあります。
泡盛マイスターが理想を追い求めると
こんな素敵な泡盛になるのだと想いを巡らせながら飲むと
一層味わい深くなります。
秋の夜長にぴったりの
大人な泡盛です